でも、好きなんです。
「どうしてですか?」
「だってさ、好きな人に対しては、そんなふうに簡単にかっこいいとか言わないでしょ、女の子って。」
「え?」
「あーあ、河本さん、まるっきり俺に興味ないんだな。わかってたけど。」
思いがけずにそう言われて、固まってしまう。
「く、窪田さん、リップサービスが多すぎます。」
やっとのことで言う。顔が熱い。
「リップサービス?そんな余裕ないよ。
本気で落ち込んでんの。
河本さんってなんていうか・・・、攻めどころがマジでわかんないんだよな。
結局、課長みたいな正統派男前が強いってことなのかなあ。」
「攻めどころってそんな・・・。」
攻めどころどころか、窪田さんに振り回されっぱなしの私だ。
「ね、映画でもいこ。」
窪田さんが突然言う。
「え?」
「せっかくまだ時間があるんだからさ、楽しいことしたいじゃん。」
言われるがまま、二人で映画を見ることになった。
なんていうか、追求を許してもらえない。
思わせぶりな窪田さんの台詞ばかりが頭の中をぐるぐる回ってる。
「だってさ、好きな人に対しては、そんなふうに簡単にかっこいいとか言わないでしょ、女の子って。」
「え?」
「あーあ、河本さん、まるっきり俺に興味ないんだな。わかってたけど。」
思いがけずにそう言われて、固まってしまう。
「く、窪田さん、リップサービスが多すぎます。」
やっとのことで言う。顔が熱い。
「リップサービス?そんな余裕ないよ。
本気で落ち込んでんの。
河本さんってなんていうか・・・、攻めどころがマジでわかんないんだよな。
結局、課長みたいな正統派男前が強いってことなのかなあ。」
「攻めどころってそんな・・・。」
攻めどころどころか、窪田さんに振り回されっぱなしの私だ。
「ね、映画でもいこ。」
窪田さんが突然言う。
「え?」
「せっかくまだ時間があるんだからさ、楽しいことしたいじゃん。」
言われるがまま、二人で映画を見ることになった。
なんていうか、追求を許してもらえない。
思わせぶりな窪田さんの台詞ばかりが頭の中をぐるぐる回ってる。