でも、好きなんです。
私から見たら、二人とも幸せそうに見えるけど、彼氏が出来たら出来たで、悩みはつきないんだな。
「まあでも、今一番面白いことになってるのは、愛美だよね~。」
茉莉がにやにや笑いで私のほうを見る。
「面白いこと、って、なんもなってないよお。」
慌てて否定する。
たしかに、窪田さんとは、驚きの急展開だけど・・・。
肝心の課長とは、今のところなんの進展もないし、なんていうか、私、前に進めてるのかな?
「私が好きなのは、山村課長だもん。」
茉莉が、驚いたような目で私を見る。
「まーだそんなこと言ってるの?家庭がいる人なんか、やめときなよ。」
茉莉の言葉に、思わず口をつぐむ。
「茉莉、言い過ぎだよ。・・・愛美もそれはわかってるんだろうけど、好きなんだよ、そういうことって、あるじゃん。」
千春がフォローを入れてくれるが、茉莉は釈然としない様子だ。
「・・でも、そんなの、愛美のためになんないし、深入りしないうちに、やめたほうがいいんだよ。」
茉莉が声のトーンを落として言う。
「やだなあ、茉莉に言われなくたって、私と課長は今までも、そしてこれからも、きっとなんともならないって!」
重くなった空気を打ち消すように、冗談めかして言ってみる。
少しの間の後で、茉莉が、あははと笑う。
「あはは、そうだよねえ。
あの山村課長と、愛美がねえ。
いや、愛美可愛くなったよ?
可愛くなったけど、それでも、ねえ?ないよねえ。」
そんなことないし!と内心思いつつ、重い空気が一蹴されて、なんだかほっとした。
「ほんと、窪田さん、いいと思うよ。
あんなイケメン、正直言ってうらやましいよ。
私が愛美だったら、即オッケーする。
窪田さん、うちの課でも人気あるんだよ?」
茉莉が言う。
たしかに、窪田さんは、私にはもったいないくらいの人だ。
だけど・・・。
どうしても、課長のことが心に引っかかってる。
不毛・・・だよね。
「まあでも、今一番面白いことになってるのは、愛美だよね~。」
茉莉がにやにや笑いで私のほうを見る。
「面白いこと、って、なんもなってないよお。」
慌てて否定する。
たしかに、窪田さんとは、驚きの急展開だけど・・・。
肝心の課長とは、今のところなんの進展もないし、なんていうか、私、前に進めてるのかな?
「私が好きなのは、山村課長だもん。」
茉莉が、驚いたような目で私を見る。
「まーだそんなこと言ってるの?家庭がいる人なんか、やめときなよ。」
茉莉の言葉に、思わず口をつぐむ。
「茉莉、言い過ぎだよ。・・・愛美もそれはわかってるんだろうけど、好きなんだよ、そういうことって、あるじゃん。」
千春がフォローを入れてくれるが、茉莉は釈然としない様子だ。
「・・でも、そんなの、愛美のためになんないし、深入りしないうちに、やめたほうがいいんだよ。」
茉莉が声のトーンを落として言う。
「やだなあ、茉莉に言われなくたって、私と課長は今までも、そしてこれからも、きっとなんともならないって!」
重くなった空気を打ち消すように、冗談めかして言ってみる。
少しの間の後で、茉莉が、あははと笑う。
「あはは、そうだよねえ。
あの山村課長と、愛美がねえ。
いや、愛美可愛くなったよ?
可愛くなったけど、それでも、ねえ?ないよねえ。」
そんなことないし!と内心思いつつ、重い空気が一蹴されて、なんだかほっとした。
「ほんと、窪田さん、いいと思うよ。
あんなイケメン、正直言ってうらやましいよ。
私が愛美だったら、即オッケーする。
窪田さん、うちの課でも人気あるんだよ?」
茉莉が言う。
たしかに、窪田さんは、私にはもったいないくらいの人だ。
だけど・・・。
どうしても、課長のことが心に引っかかってる。
不毛・・・だよね。