S系課長のアメとムチ~恋はお叱りのあとで~
「いずみ。」
彼女の名前を呼べば、心の中の独占欲がふわりと満たされる。
そんなものが、自分の中にあったことに驚くが、そんな大人げない自分も意外と悪くない。
次に口にするのは、俺がいまだかつてないくらいに譲歩した、最小限のわがままだ。
「ベッドの中だけでいいから…」
「うん?」
「俺の名前、ちゃんと呼べよ。」
耳元で囁いたあと、彼女がふふっと小さく笑ったのが分かった。
「英介。」
彼女が囁いたのを合図に、お互いに求め合い、口づけを交わした。
そのまま、キスだけで止められる訳もなく。
二時間後、仲良く二人、車で出勤したことは言うまでもない。
〈彼女の名前 end〉
彼女の名前を呼べば、心の中の独占欲がふわりと満たされる。
そんなものが、自分の中にあったことに驚くが、そんな大人げない自分も意外と悪くない。
次に口にするのは、俺がいまだかつてないくらいに譲歩した、最小限のわがままだ。
「ベッドの中だけでいいから…」
「うん?」
「俺の名前、ちゃんと呼べよ。」
耳元で囁いたあと、彼女がふふっと小さく笑ったのが分かった。
「英介。」
彼女が囁いたのを合図に、お互いに求め合い、口づけを交わした。
そのまま、キスだけで止められる訳もなく。
二時間後、仲良く二人、車で出勤したことは言うまでもない。
〈彼女の名前 end〉