魔法使いの三枝くん。



その瞬間、持ってるはずの荷物が


持ってないような軽さになる。


「………?」


『じゃあ、また』


三枝くんはまた私に、笑顔を見せる。


でもでも…………


「…………え?」


なんでこんなに軽いの?


私、空気持ってるみたいなんだけど……。


とりあえず怖くなったので、

教室まで走っていった。





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