魔法使いの三枝くん。
そんなことを思って、私は
職員室からゆっくり歩いていった。
1時間目にさえ間に合えばなんでもいいかな。
とかのろのろまた、廊下を歩いていたら
なんだかキラキラした彼がいた。
『あれ、橋名ちゃん。
その荷物、大丈夫?』
「あ、大丈夫大丈夫」
もちろんそのキラキラは三枝くん。
…やっぱり三枝くんはかっこいいなぁ。
思わずじっと見ながら笑っちゃいます。
『本当に大丈夫?持とうか?』