肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】

私の体にしがみつく様にして、そう漏らす久住君を突き放す事なんて。
とてもじゃないけど出来なかった。



そっと彼の背中に手を伸ばす。
反対の手はそのふわふわの髪の毛へ。



―――――私は教師失格だろうか。



久住君を抱き締めてあげたいと思ってしまった。



どうしようもなく、私を欲している彼を。





抱き締めたいと。



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