肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
生徒に恋なんて、やっぱり教師失格だ。
絶対にしないって思ってたのに。
もう、理屈とか常識とか、そんなん考えられなくなる。
好きだ、って思っちゃったら。
久住君は文化祭が終わった後、話があるって言ってた。
私もちゃんと話そう。
そして、好きだけど。
今は無理だって事も。
生徒である内は、私は付き合う事は出来ない。
それだけはしたらいけないんだ。
よーし。
弁当食べて、お酒飲んで明日も頑張るぞ!
そんで、辻先生に報告しないとだ!
私は弁当を持って立ち上がると、電子レンジにお弁当を入れた。
春斗とは少しずつ。
少しずつだけど、友達として付き合えたらいいな。
そんなの私の勝手かもしれないけど、それを今度言ってみよう。
もう、春斗に揺らぐ事はないから。