肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
「よし。今日、飲みに行くか」
「……は?」
「え?」
辻先生の言葉に、春斗と私の声が被った。
飲みに…?
「山本先生とサシで飲みたいと思ってたのよねえ」
「…ちょ、辻先生?」
「あ、悪いけど私年下一切興味ないから。
だから安心しなさい」
そこ!?そこですか!?
辻先生!
私は目を白黒させてると、春斗がぶはっと吹き出した。
「あはは、辻先生、めっちゃ面白いですね」
「そうかね」
「はい、それじゃ話聞いてもらおうかな」
「そうしなさい」
「くくっ」
なんか、目の前で飲み会の約束が取り付けられてるし。
どういう展開だ。
半ばついていけずにいると、春斗が私を見て口を開いた。