肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
山本先生はにっこりと微笑むと
「はい、めっちゃタイプです」
と、言った。
……と、言いのけやがった。こいつ。
「はいはい、からかうのやめて下さいね」
「え!?何でからかってる事になるんですか?」
「なります。初対面でいきなりそんな事言われても信じられません」
ふいっと顔を背けて、私はタオルを再度カバンに突っ込む。
畳んだりはしてやらん。ふん。
今日は集中出来ないから、明日やろう。
そんで、帰ったら冷えたビール飲もう。
発泡酒じゃなくて、最高級ビール。
300円ぐらいするたっかいの。
つまみは焼き鳥か、枝豆か。
それで、深夜まで寝てやる。
ドリームパインを観る為に。
昼に携帯で確認したんだよね。
今日やるってわかったし。