肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
羊か、狼か
―――――――――――――――
――――――――
「………」
「安西ちゃん、酷く不機嫌そうだね」
真っ青な空が広がる本日。
気持ちいい程の秋晴れ。
ここは朝の職員室。
だけど、私はとてつもなく不機嫌だ。
何故なら。
昨日、ドリームパインを見逃したからだ。
あの後、もう少しビールを飲んでたら、睡眠不足も相まって眠ってしまった。
そして、気付いたら朝だった。
起床時間、5時。
まだ暗かったし、勘違いしたよ。
そして、時計を確認して愕然としましたよ。
それもこれも、全てあの男の所為だ。
と、責任転嫁してみる。