肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
うちのクラスは甘味屋だけど、和風をモチーフにして全て制作している。
実行委員とクラス全員で。
和風なのに、何故かメイド服にしようぜって意見が出て、ウエイトレスはメイドの格好だけど。
まあ、それも面白いかあってOK出したんだよね。
「辻先生のとこってお化け屋敷ですよね?」
「そうそう、定番の」
「クオリティ高そうですね。美術部の杉山君いるし」
「まあね。最後だし、すっごい怖がらせてやるって意気込んでるよ」
辻先生は三年のクラスを受け持ってる。
杉山君は美術部部長で、コンクールで入賞したりと、実力がある生徒。
「うん、私行きたくないです」
「ええ?来なよ?怖いなら山本先生と一緒にさ」
「何でそうなるんですか」
「え」
ニヤニヤと含みのある笑いを見せる辻先生。
全く、辻先生は。
それから、私達は時間になったので、教室に向かった。
HRを終えてから、向かうのは。
久住君のクラスだ。