浮気彼氏【完】

☆14




あれから1週間後、私は無事に退院した。



体力の戻らない私は、まだ復学は出来ないけど、リハビリがてら外を散歩する事は、私の日課になっていた。



「こ〜ら、愛。そんなに急いじゃダメでしょ?ゆっくりゆっくり・・・だよ?ほら、手、繋ご?」

「うん!!」



私の隣には、いつも黎二。

黎二は学校が終わるとスグに私の家に来て、日課の散歩にいつも付き合ってくれている。



毎日来てくれる黎二に、お母さんが・・・



「いつもありがとね。でも、ムリして毎日来なくてもいいのよ?私が行ってもいいんだから。」



って言ってくれたんだけど、黎二は・・・



「いえ、とんでもない。この時間はオレと愛との2人で居られる大事な時間ですから、玲子さんと言えども譲る訳にはいきません。」



と言って、2人でクスクスと笑っていた。





何かあるのかな?





< 88 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop