浮気彼氏【完】
☆14
あれから1週間後、私は無事に退院した。
体力の戻らない私は、まだ復学は出来ないけど、リハビリがてら外を散歩する事は、私の日課になっていた。
「こ〜ら、愛。そんなに急いじゃダメでしょ?ゆっくりゆっくり・・・だよ?ほら、手、繋ご?」
「うん!!」
私の隣には、いつも黎二。
黎二は学校が終わるとスグに私の家に来て、日課の散歩にいつも付き合ってくれている。
毎日来てくれる黎二に、お母さんが・・・
「いつもありがとね。でも、ムリして毎日来なくてもいいのよ?私が行ってもいいんだから。」
って言ってくれたんだけど、黎二は・・・
「いえ、とんでもない。この時間はオレと愛との2人で居られる大事な時間ですから、玲子さんと言えども譲る訳にはいきません。」
と言って、2人でクスクスと笑っていた。
何かあるのかな?