キセキの証

妃菜Said
亜結、沁一、隆登、うち。あともう一人。
うちらはいつも5人一緒やった。
あの事件があるまでは、

今日、沁一と隆登がきたのもなにかあるはずやと思うけど。
今日のこの出来事はあまりにも亜結には残酷な仕打ちやったと思う。
せっかく癒えた傷が蒸し返されたんやから。

『妃菜。どういうこと?』

『すみません。彼らは亜結の親戚みたいなもので、』

『親戚?婚約者じゃないの?』

『婚約者はたぶん嘘だと思います。亜結の実家は由緒ある家なので、婚約者が決まっていたなら亜結が一番先に知るはずだと思うので。』

『ふーん。まぁ、明日ちゃんと聞けばいいわ。はい!みんな早く帰ろ!』

『はい!』

亜結、いけるか?・・・

妃菜Said end
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