キセキの証
出逢い
『はぁー。今日も部活か・・・。』
この退屈な毎日に疲れてきた。
睡眠時間もなくて、休みもなくて、ただただ毎日同じ時間を過ごしていく。
うちの名前は、愛聖 亜結。ナルセ アユ
高校1年、
バレー部に所属している。
『亜結、また、それ?ため息ばっかついてると、幸せ逃げるよ?』
そう言って近づいてきたんは茉結マユ。
茉結は、高校に入って唯一仲良くなった子だ。
『もぅ、とっくの昔に私から幸せは逃げてしまいましたよ。』
『そんな、皮肉言わないでさ、頑張ろーよ!ね?』
『はいはい。』