キセキの証

『そんな!いつになるかわからんよ?帰らんって言うたらどないするん?』

『それはない。亜結は絶対帰るって言う。亜結を信じとる。』

『なんでゃ、なんでそこまで優しくしてくれんの?うちは誤解して沁たち傷つけてわがまままで言うとるんに!』

『それは、亜結が好きやから。どんなこと言うたって俺らはお前を信じる。』

『沁・・・。』

『亜結は一人やないよ。俺らがずっとそばにおるから。』

『隆ちゃん・・・。』

うちにはずっと見方でおってくれる人がおって、理解してくれる人がおる。
人が近くにおってくれることがこんなに心強いことやって知れた。
< 25 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop