キセキの証
『そんな!いつになるかわからんよ?帰らんって言うたらどないするん?』
『それはない。亜結は絶対帰るって言う。亜結を信じとる。』
『なんでゃ、なんでそこまで優しくしてくれんの?うちは誤解して沁たち傷つけてわがまままで言うとるんに!』
『それは、亜結が好きやから。どんなこと言うたって俺らはお前を信じる。』
『沁・・・。』
『亜結は一人やないよ。俺らがずっとそばにおるから。』
『隆ちゃん・・・。』
うちにはずっと見方でおってくれる人がおって、理解してくれる人がおる。
人が近くにおってくれることがこんなに心強いことやって知れた。