思い出の場所で②
先輩は頷いて、志村に語りかけた。
「志村が根本のことを好きな気持ちは分かる。
だけど、今のままじゃ根本は志村を見ることはないと思う」
志村は先輩を見た。
そして、問いかけた。
「…先輩は、関根さんが好きなんじゃないんですか?
根本くんと一緒のところを見て、平気なんですか?」
「…確かに俺は亜弥が好きだよ。
亜弥の笑顔が好きだ。
だから、いつも笑っていてほしい。
亜弥が笑顔でいてくれるなら、隣にいるのは俺じゃなくてもかまわない。
最近、そう思えるようになった。
それに、根本なら亜弥を任せられるし」
「……………」
「でも、そうだな。
やっぱり俺も、俺の隣で笑ってくれる子がほしいな」
最後、冗談混じりに言う先輩。
僭越ながら、早く先輩の隣で笑ってくれる子が見つかるといいな。
俺は、自分の愛しい彼女の笑顔を思い出しながら、そんなことを思った。
志村にも…
阿部にも…
ほかのメンバーにも、
―いつも笑顔でいられるパートナーが見つかりますように―
「志村が根本のことを好きな気持ちは分かる。
だけど、今のままじゃ根本は志村を見ることはないと思う」
志村は先輩を見た。
そして、問いかけた。
「…先輩は、関根さんが好きなんじゃないんですか?
根本くんと一緒のところを見て、平気なんですか?」
「…確かに俺は亜弥が好きだよ。
亜弥の笑顔が好きだ。
だから、いつも笑っていてほしい。
亜弥が笑顔でいてくれるなら、隣にいるのは俺じゃなくてもかまわない。
最近、そう思えるようになった。
それに、根本なら亜弥を任せられるし」
「……………」
「でも、そうだな。
やっぱり俺も、俺の隣で笑ってくれる子がほしいな」
最後、冗談混じりに言う先輩。
僭越ながら、早く先輩の隣で笑ってくれる子が見つかるといいな。
俺は、自分の愛しい彼女の笑顔を思い出しながら、そんなことを思った。
志村にも…
阿部にも…
ほかのメンバーにも、
―いつも笑顔でいられるパートナーが見つかりますように―