愛とか恋とか嫁だとか。
*いずみ
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「美味しかったー!」
あたしの心の底からの叫びを、夏の夜空に放ってみる。
「だろ?だから言っただろー!」
それを、得意気に拾う青山。
「さすがだね、青山」
きっかけは、ほんの些細なことで。
『丁度もうすぐあたしの仕事が上がる時間』に、
『たまたま青山が営業の帰りにお店に寄って』
『偶然オープニングセール中の妙に美味しそうなラーメン屋がある』という話になって。
……そんな、帰り道。
「つーか、お昼もあそこだったんでしょ?いくら美味しくても2食連続ってきつくない?」
「は?食べてねーよ。
だから、昼間通ったら超行列だったから、時間なくて並べなくて、リベンジしたかったの!」
……うーん、全然話聞いてなくてすみません……。