愛とか恋とか嫁だとか。
だけど、顔合わせをしてきて、高野さんの事を話すと、


「そっかー、よかった。ついでに育児の相談も出来そうだね」


なんて、真っ当な事を言うので驚いたけど。


航平は、あたしに興味はなくても、咲子の父親としては凄くいい人だな、と改めて思った。




「ママー、どちたのー」


咲子に声を掛けられ、はっとする。


″一応登録″どころじゃない、あたしは目的があるから登録したんだ。



顔合わせの時と同様、優しい笑顔で出迎えてくれた高野さんにほっとする。


あたしと離れる、という事実に若干怯む咲子に


「咲子ちゃん、一緒にホットケーキ作ろうか」


優しく声をかける高野さん。
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