居場所
「優花ごめんね」
亜美は急いだのか凄い息を切らしている。
「全然いいよ。俊達はいた?」
「なんかさ、もぅ色々食べつくしたからサッカーやりにグラウンドまで行ってるんだって…」
亜美はため息をついてカナリ呆れている様子。
「えっ…また行ってんの?」
まぁ今日は学校のグラウンド使えないから気持ちはわかるけど…電車に乗ってまで行く必要があるのか…
きっと、それぐらい好きなんだね。
「よく行くよね…。そういや人もだんだん少なくなってきたね…」
「そうだね」
沢山いた人達は、みんな帰り初めている…
あたしは教室から鞄を取ってきて亜美と学校を出てショッピングする事にした。