居場所

「なんか優花とは、すんげぇ色んな事あったよな」

「そうだね」 


本当に色々ありすぎて今、あたしがここにいるのも…目の前にいる蓮のおかげだね。 

だけど… 

蓮と目を合わせられない…

でも… 

蓮はあたしを見てる。 


あたしの気持ち… 

早く言わなきゃ。 



「あっ、あたしね蓮?」

「何?」 

「あたし、蓮の…えっ、」



蓮に言おうとしたら、そっとあたしは蓮に抱きしめられていた。 



「俺、優花の事が好き」


え、蓮? 

今、何て言ったの?? 


「マジで凄い好き」 


言われた瞬間、あたしの心臓は蓮に聞こえるぐらいドキドキしていた。 




< 225 / 233 >

この作品をシェア

pagetop