居場所
「ふ〜ん…怖いんだ」
「こっ…怖いよ」
「優花は子供だからな」
え、こっ…子供?
何それ…
「あたしもう16だけど」
「だから昔のままで時間が止まってんだよ」
「…時間?」
山ちゃんの言っている意味が分からないあたしは首を傾げる。
「そ、時間。お前は小学5年の時から止まってる。あれから6年も経ってんのに、まだ動いてねー何にも」
言われた言葉が何かわからないけど、なんか当たっているような気がした。