居場所

「つか、うるさいよ!!」 


あたしは思わず立ち上がって、そう叫んだ。 


「何?あんたは何がいいたいの?いつもずっとあたしの隣に来て、さんざん嫌味言って、学校、学校って何?あたしの事、何にも知らないくせに…何で初対面のあんたに偉そうな事ばっかり言われなきゃダメなんだよ!!」 



感情が抑えきれなくなって叫んだ言葉。何も後悔なんてしてない。

今にも出そうな涙をこらえてあたしは鞄を持って走り出した。 



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