鈴が咲く【前編】
「 Hurry up!!

まったく……私の授業で寝るなんて…
大学の問題なんて、
小娘にはわからないでしょう」



先生...こっそり言ってるの、
聞こえてるよ...。



スッと席を立って前まで歩く。

さっきまでうるさかった
教室が、いっぺんに静かになった。



問題を見る。

これ……


見覚えのある問題に、黒板を前にして口角が上がった
良かった、みんなに背を向けてて...!

なるほどね。
これならほとんどの人は答えられない。



翔だって無理。
日常会話じゃないし。

カッカッカッ


貴方も可哀想だよね…
こんな問題に頼らないと生徒に威厳を保てないんだから



「 Teacher, I was solved. 」


「OK…… Wait a moment.」

そんなことできるわけがないとばかりの態度で
笑みを浮かべながら
先生が答えと見比べる。

そうだよね、そう思うよね?


日常でも使わない専門用語を使った
高難易度の科学の問題。
それをすべて英語で書いてるんだから、
解く以前に書いてあることすら
わからないと思うよね?




「... Co、Correct answer ...」





愛くるしいほどの笑顔で微笑んで、

「 Is this alright? teacher.
Ah, it seems,
This is a question of the University in Tokyo?
Moreover, those most difficult.
I think that it is a problem that is not suitable for high school students.
don't you? 」



そう言ってから席に着く。





英語で会話してるから、
みんなはわけがわからないって顔してる。




「Great...
And a sarcastic reply ...」


「Well... It had been solved previously ...
It had received a gifted education
I did not go to the translation that does not refute is called puss.
Don't you?」

あぁそれに…
「Cause is a large enterprise of the daughter of world-class?」

苦笑いの翔に話しかけられた。

それに英語で返す。


私語だけど
先生は文句言えない。

だって英語で話してるから。





翔は、小さい頃から
一緒に英会話やってたから、
二人とも、ペラペラなんだ。

特に私はお父さんの会社の事もあるから
英語とフランス語は全く問題ない。
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