鈴が咲く【前編】
「ふっ...」




バカらしくなって笑みがこぼれた。

このキャラじゃなかったら、
やり返せたし、倒れたりなんかしなかった


でも………

胸が痛くて、苦しかった。

どんどん、
押し縮められているようだった。

苦しくて、悲しくて、

私は、






ずっと、一人で………





あのときのことを思い出してしまって。


傷ついたりなんか、って思うのに
傷口を抉ったように過去の記憶が蘇った
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