鈴が咲く【前編】
咲side

自己紹介の後、
席を教えてもらう。

「さ...香林の席は...」



誠にぃ、咲って言おうとした?

「山下!おまえの隣な!!」



「咲。覚えてんだろ?」


にやっといたずらぽく笑った誠にぃが
後ろの方の席を指さす。



あぁ...
言いたいことが分かって
よそ行きのヒロインスマイルを浮かべる。




「よろしくお願いします!」




「なぁ、俺のこと、覚えてない?」



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