鈴が咲く【前編】
「...んだよ。
咲希がビビってんだろーが。
いい加減にしろよ」
龍也君が一歩前に出てそう言う。
「さっきっから気になってたんだけど。
何?その二人の呼び方。」
遠山くんが物凄い不機嫌…
ちょっと素、出てるんじゃない…?
「別に。
ただ変えろって言っただけ」
そう。
あの後しばらく話してたんだけど、
私の事は咲希って呼ぶから、
龍也君の事も名前で呼べって言われたんだ。
キャラクター的に照れるところだったから
呼び捨ては難しい振りをして君付けだけど...
みんなが確かめるようにこっちを向く。
「そ、そうだよ!
そう言われたから...」
「ってことだ。
くれぐれも嫉妬して
自分も呼べなんて言うなよ?」
そう言ってニヤッと
いたずらっ子みたいに笑った。
「...はぁ...わーったよ。
おい、そろそろ行こうぜ?
店、混んでくるんじゃね?」
みんながエレベーターに向かう。
「...?
嫉妬...?何で?」
頭の中に?マークが浮かんでいるように
きょとんとした顔で首を傾げる
「おい咲!
行かないのか?」
前から、
翔が大きく叫ぶように呼び掛けてくる。
「え!?
い、行くよ!
待って!!」
走ってみんなを追いかけた。
咲希がビビってんだろーが。
いい加減にしろよ」
龍也君が一歩前に出てそう言う。
「さっきっから気になってたんだけど。
何?その二人の呼び方。」
遠山くんが物凄い不機嫌…
ちょっと素、出てるんじゃない…?
「別に。
ただ変えろって言っただけ」
そう。
あの後しばらく話してたんだけど、
私の事は咲希って呼ぶから、
龍也君の事も名前で呼べって言われたんだ。
キャラクター的に照れるところだったから
呼び捨ては難しい振りをして君付けだけど...
みんなが確かめるようにこっちを向く。
「そ、そうだよ!
そう言われたから...」
「ってことだ。
くれぐれも嫉妬して
自分も呼べなんて言うなよ?」
そう言ってニヤッと
いたずらっ子みたいに笑った。
「...はぁ...わーったよ。
おい、そろそろ行こうぜ?
店、混んでくるんじゃね?」
みんながエレベーターに向かう。
「...?
嫉妬...?何で?」
頭の中に?マークが浮かんでいるように
きょとんとした顔で首を傾げる
「おい咲!
行かないのか?」
前から、
翔が大きく叫ぶように呼び掛けてくる。
「え!?
い、行くよ!
待って!!」
走ってみんなを追いかけた。