鈴が咲く【前編】
チャイムがなって、
振り向いて私の机に腕を乗せていた遠山君が
クルリと前を向いた。
「かわいいなぁ...」
「何が?」
「そりゃあ、遠山君が...って!声出てた?」
「うん。ばっちり。
てか、咲の方がかわいいし。」
「そんなお世辞は要らな~い」
すねたようにそう言って
わかりやすくそっぽを向く。
「(お世辞じゃねーし)」
キ―ンコーンカーンコーン
「~~だ。気をつけて帰れよ~」
「起立。気をつけ、礼。」
「「「ぁざしたー。」」」
振り向いて私の机に腕を乗せていた遠山君が
クルリと前を向いた。
「かわいいなぁ...」
「何が?」
「そりゃあ、遠山君が...って!声出てた?」
「うん。ばっちり。
てか、咲の方がかわいいし。」
「そんなお世辞は要らな~い」
すねたようにそう言って
わかりやすくそっぽを向く。
「(お世辞じゃねーし)」
キ―ンコーンカーンコーン
「~~だ。気をつけて帰れよ~」
「起立。気をつけ、礼。」
「「「ぁざしたー。」」」