鈴が咲く【前編】
驚き 絶望 後悔
翔太side
え…?
おい、咲。
なにやってんだよ?
なぁ
そいつ燈兜だぞ?
なんで、何もせずに目を閉じた?
隙を見せたら………
術がかけられていることがわかっていても
そう口にしなくては、そう叫ばなくてはいられない。
「っ!」
こっちを向いた咲。
こっちを見てるのに焦点があってなくて
深い奥底まで続いていそうな目。
片腕をこっちに伸ばしてくる。
指をならすと
俺達にかかっていた術の一つが弾けて解けた。
唱えずに…!
咲!
しっかりしろよ!
そいつ、燈兜なんだぞ!?
どれだけ叫けんでも、
何をいっても咲には届かない。
え…?
おい、咲。
なにやってんだよ?
なぁ
そいつ燈兜だぞ?
なんで、何もせずに目を閉じた?
隙を見せたら………
術がかけられていることがわかっていても
そう口にしなくては、そう叫ばなくてはいられない。
「っ!」
こっちを向いた咲。
こっちを見てるのに焦点があってなくて
深い奥底まで続いていそうな目。
片腕をこっちに伸ばしてくる。
指をならすと
俺達にかかっていた術の一つが弾けて解けた。
唱えずに…!
咲!
しっかりしろよ!
そいつ、燈兜なんだぞ!?
どれだけ叫けんでも、
何をいっても咲には届かない。