素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~
「夏香ちゃん」
「はい?」
「……大丈夫だよ」
頭に浮かんだ橘部長の顔を振り払おうとすれば甘い声が私の耳元で囁かれた。
それは考えるまでもない、翔也さんの声だ。
「君は幸せになる。絶対に」
何の確証もない。むしろ今の状況では考えもつかないのに……。
彼が言うとなぜか自信が持てる。
翔也さんには不思議な力があるのかもしれない。
自然と私の顔に笑顔が宿る。
「そうそう、笑ってなよ。
君の笑顔がいつか幸福を運んでくるからさ」
「……ありがとうございます」
翔也さんには助けられてばかりかもしれない。
私にとって彼は……いつの間にか……なくてはならない存在に変わっていた。
最初は変な人ってくらいにしか思っていなかったのにな。
翔也さんと出会った当初の事を想い出し1人で笑っていれば翔也さんは少し不機嫌そうになった。
「なんで笑ってるの?」
「……翔也さんと出逢えてよかったなって思ったからです」
「な……馬鹿。
それ反則だから……」
真っ赤になる翔也さんは凄く可愛かった。
翔也さんは私にとって凄く大切な人だ。
「はい?」
「……大丈夫だよ」
頭に浮かんだ橘部長の顔を振り払おうとすれば甘い声が私の耳元で囁かれた。
それは考えるまでもない、翔也さんの声だ。
「君は幸せになる。絶対に」
何の確証もない。むしろ今の状況では考えもつかないのに……。
彼が言うとなぜか自信が持てる。
翔也さんには不思議な力があるのかもしれない。
自然と私の顔に笑顔が宿る。
「そうそう、笑ってなよ。
君の笑顔がいつか幸福を運んでくるからさ」
「……ありがとうございます」
翔也さんには助けられてばかりかもしれない。
私にとって彼は……いつの間にか……なくてはならない存在に変わっていた。
最初は変な人ってくらいにしか思っていなかったのにな。
翔也さんと出会った当初の事を想い出し1人で笑っていれば翔也さんは少し不機嫌そうになった。
「なんで笑ってるの?」
「……翔也さんと出逢えてよかったなって思ったからです」
「な……馬鹿。
それ反則だから……」
真っ赤になる翔也さんは凄く可愛かった。
翔也さんは私にとって凄く大切な人だ。