素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~
「泰東……」
「はい?」
橘部長に呼ばれて顔を向ければ優しい瞳が目に入った。
「愛してる」
「え……んっ……」
妖艶な声と一緒に私の唇に温もりが伝わってきた。
喋る事も許されず私はただ橘部長に支配される。
最初は触れるだけの優しいキスだけだった。
でもそれでは物足りなくなったのか橘部長の口づけは深くなっていく。
息が苦しくなって橘部長を軽く押すがそんな事はお構いなしという様に橘部長はキスを続けていた。
「泰東……大丈夫か?」
「だ……大丈夫じゃないです……」
すっかり酸欠状態の私は大袈裟に息を吸い込む。
とはいっても本当に苦しかった私にとっては大袈裟なんかではないが……。
私が肩で息をしていると橘部長は黙ったまま私を見つめていた。
柔らかい笑みを浮かべる橘部長に私の心臓は爆発寸前だ。
視線から逃れようと目を逸らそうとすれば、私の顔は無理やり固定させられる。
橘部長の両手が私の頬を包み込む。
「あの……」
恥ずかしくなり声を絞り出せば橘部長は軽く私の唇に自分の唇を重ねた。
「……キス下手だな」
「はい!?」
いきなりの言葉に私は目を丸めずにはいられなかった。
驚く私に対して橘部長は、目を細めて笑っていた。
何が何だか分からずに呆然としていれば橘部長に引っ張られて彼の腕の中へとおさめられた。
しっかりとした胸板に頭がクラクラした。
橘部長の香りが鼻をかすめ私の心を鷲掴みにし彼の事しか考えられなくなる。
「泰東」
「……はい」
耳元で囁かれ体がピクリと反応してしまった。
橘部長の声は私を支配する。
心も体もあなた色で染められる……そんな気がした。
「はい?」
橘部長に呼ばれて顔を向ければ優しい瞳が目に入った。
「愛してる」
「え……んっ……」
妖艶な声と一緒に私の唇に温もりが伝わってきた。
喋る事も許されず私はただ橘部長に支配される。
最初は触れるだけの優しいキスだけだった。
でもそれでは物足りなくなったのか橘部長の口づけは深くなっていく。
息が苦しくなって橘部長を軽く押すがそんな事はお構いなしという様に橘部長はキスを続けていた。
「泰東……大丈夫か?」
「だ……大丈夫じゃないです……」
すっかり酸欠状態の私は大袈裟に息を吸い込む。
とはいっても本当に苦しかった私にとっては大袈裟なんかではないが……。
私が肩で息をしていると橘部長は黙ったまま私を見つめていた。
柔らかい笑みを浮かべる橘部長に私の心臓は爆発寸前だ。
視線から逃れようと目を逸らそうとすれば、私の顔は無理やり固定させられる。
橘部長の両手が私の頬を包み込む。
「あの……」
恥ずかしくなり声を絞り出せば橘部長は軽く私の唇に自分の唇を重ねた。
「……キス下手だな」
「はい!?」
いきなりの言葉に私は目を丸めずにはいられなかった。
驚く私に対して橘部長は、目を細めて笑っていた。
何が何だか分からずに呆然としていれば橘部長に引っ張られて彼の腕の中へとおさめられた。
しっかりとした胸板に頭がクラクラした。
橘部長の香りが鼻をかすめ私の心を鷲掴みにし彼の事しか考えられなくなる。
「泰東」
「……はい」
耳元で囁かれ体がピクリと反応してしまった。
橘部長の声は私を支配する。
心も体もあなた色で染められる……そんな気がした。