素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~
お昼休みになり私と橘部長は2人でご飯を食べに来ていた。
「妬けるな」
「え?」
「田辺の事だ。
あんなに堂々と告白するとは……しかも俺の前で」
橘部長は少し不機嫌そうに顔を顰めているが、でもどこか優しい顔つきだった。
「妬けるのはこっちだよ!」
「そうそう!
2人で幸せオーラだいちゃってさ~」
声が聞こえた方を向けばマコさんと翔也さんがわざとらしく腰に手をあてて怒ったような表情をしていた。
ここはマコさんの喫茶店。
私たちは変わらずこの店に来ていた。
そして私はマコさんに真っ直ぐとぶつかったんだ。
橘部長が好きだと打ち明けて謝った。
今まで黙っていたことを。
そうすればマコさんまで謝ってきた。
『気が付かなくてごめんな』そう言って強く私を抱きしめてくれたマコさんは、私なんかよりずっと大人で格好良い人だ。
そして私たちの幸せを心から願ってくれた。
「まぁアンタ達が幸せなら構わないが!
アタシも次の恋を見つけなきゃな~」
そう言ったマコさんの目には翔也さんが映っていた。
翔也さんもそれに気が付いたのか苦笑いを浮かべている。
「俺は夏香ちゃん一筋何で」
「何言ってるんだい!
2人の間を取り持ったくせに、いい加減諦めな!
フラれた者どうし……」
「店長さん電話なってるよ!!」
「……」
タイミングよく鳴り響いた電話にマコさんは顔を顰めながら走っていった。
「助かった……」
「翔也さんって何か凄いですね」
安堵のタメ息をつく翔也さんを見れば、その顔はすぐに笑顔へと変わる。
「妬けるな」
「え?」
「田辺の事だ。
あんなに堂々と告白するとは……しかも俺の前で」
橘部長は少し不機嫌そうに顔を顰めているが、でもどこか優しい顔つきだった。
「妬けるのはこっちだよ!」
「そうそう!
2人で幸せオーラだいちゃってさ~」
声が聞こえた方を向けばマコさんと翔也さんがわざとらしく腰に手をあてて怒ったような表情をしていた。
ここはマコさんの喫茶店。
私たちは変わらずこの店に来ていた。
そして私はマコさんに真っ直ぐとぶつかったんだ。
橘部長が好きだと打ち明けて謝った。
今まで黙っていたことを。
そうすればマコさんまで謝ってきた。
『気が付かなくてごめんな』そう言って強く私を抱きしめてくれたマコさんは、私なんかよりずっと大人で格好良い人だ。
そして私たちの幸せを心から願ってくれた。
「まぁアンタ達が幸せなら構わないが!
アタシも次の恋を見つけなきゃな~」
そう言ったマコさんの目には翔也さんが映っていた。
翔也さんもそれに気が付いたのか苦笑いを浮かべている。
「俺は夏香ちゃん一筋何で」
「何言ってるんだい!
2人の間を取り持ったくせに、いい加減諦めな!
フラれた者どうし……」
「店長さん電話なってるよ!!」
「……」
タイミングよく鳴り響いた電話にマコさんは顔を顰めながら走っていった。
「助かった……」
「翔也さんって何か凄いですね」
安堵のタメ息をつく翔也さんを見れば、その顔はすぐに笑顔へと変わる。