素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~
「なーんか納得できないんだよね」
「何がですか?」
翔也さんは腕組みをしながらグイと私に顔を近づける。
あまりにも近い距離だったので私の顔は真っ赤に染まった。
それを見た橘部長は咳払いをし翔也さんを私から引き離した。
「水沢さん」
「そんなに怒らないでよ橘さん」
「……何が納得できないんですか?」
翔也さんの言葉を無視しながら橘部長は彼を軽く睨みつける。
翔也さんはというと動じることなく私の顔を見つめながらタメ息をついた。
人の顔を見てタメ息をつくなんて失礼だ。
そう思いながらも口を閉ざしていれば翔也さんは私の頬に手をあてていた。
「なっ!」
「水沢さん!!」
驚く私と橘部長をよそに見入る様に私の顔を覗き込んでいた。
「やっぱり納得できない。
夏香ちゃんにはゴールデンオレンジが1番……似合うはずなのに……」
「え?」
「俺があげた化粧品なんかより……橘さんが作った化粧品の方が似合ってるなんて……」
翔也さんは眉を顰めながら唸っていた。
メイクアップアーティストとして悔しいのだろうか。
そう思いながら目の前にある翔也さんの顔を覗き込む。
「それに!俺があげた奴は自分から使おうとしなかったくせに橘さんのは嬉しそうに使うんだもんな。
やっぱり納得できない」
小さな嫉妬が私に向けられた。
申し訳ないという気持ちと恥ずかしい気持ちが混合する。
「水沢さん、いい加減に泰東から離れてください」
「……恋のパワーにはどんな化粧品も敵わないって事か……」
わざとらしく肩をすくめると翔也さんは怪しい笑顔を浮かべた。
「何がですか?」
翔也さんは腕組みをしながらグイと私に顔を近づける。
あまりにも近い距離だったので私の顔は真っ赤に染まった。
それを見た橘部長は咳払いをし翔也さんを私から引き離した。
「水沢さん」
「そんなに怒らないでよ橘さん」
「……何が納得できないんですか?」
翔也さんの言葉を無視しながら橘部長は彼を軽く睨みつける。
翔也さんはというと動じることなく私の顔を見つめながらタメ息をついた。
人の顔を見てタメ息をつくなんて失礼だ。
そう思いながらも口を閉ざしていれば翔也さんは私の頬に手をあてていた。
「なっ!」
「水沢さん!!」
驚く私と橘部長をよそに見入る様に私の顔を覗き込んでいた。
「やっぱり納得できない。
夏香ちゃんにはゴールデンオレンジが1番……似合うはずなのに……」
「え?」
「俺があげた化粧品なんかより……橘さんが作った化粧品の方が似合ってるなんて……」
翔也さんは眉を顰めながら唸っていた。
メイクアップアーティストとして悔しいのだろうか。
そう思いながら目の前にある翔也さんの顔を覗き込む。
「それに!俺があげた奴は自分から使おうとしなかったくせに橘さんのは嬉しそうに使うんだもんな。
やっぱり納得できない」
小さな嫉妬が私に向けられた。
申し訳ないという気持ちと恥ずかしい気持ちが混合する。
「水沢さん、いい加減に泰東から離れてください」
「……恋のパワーにはどんな化粧品も敵わないって事か……」
わざとらしく肩をすくめると翔也さんは怪しい笑顔を浮かべた。