素直になりたくて~メイクに恋してあなたを愛す~
えっと次は……。
ピンク系統の口紅を持ってきて机の上に並べる。
確か候補に挙げた色は……。
「あれ……どの色だっけ?」
薄めの色の候補って……。
チェリー・ブロッサムだっけ?
それともパウダー・ピンクだけ!?
2つの口紅を見比べても思い出せない。
あー……オフィスに戻って確認してこなきゃ……。
そう思って立ち上がろうとした時。
「チェリー・ブロッサムだ」
「へ!?」
誰かの声が聞こえたと思ったら私の視界がグラッと傾いた。
突然の声にびっくりして私は椅子ごと後ろに倒れてしまったみたいだ。
「痛っ……わぁー!!口紅が……」
一瞬体に痛みが走ったが口紅が床に散乱しているのを見てその痛みはどこかにいってしまった。
膝をつきながら口紅を拾う。
あー……。
もう何やってるの私!!
「……何をやってるんだ。お前は……」
「た……橘部長……」
後ろから低い声が聞こえ振り返れば私を睨みながら見下ろす橘部長がいた。
ピンク系統の口紅を持ってきて机の上に並べる。
確か候補に挙げた色は……。
「あれ……どの色だっけ?」
薄めの色の候補って……。
チェリー・ブロッサムだっけ?
それともパウダー・ピンクだけ!?
2つの口紅を見比べても思い出せない。
あー……オフィスに戻って確認してこなきゃ……。
そう思って立ち上がろうとした時。
「チェリー・ブロッサムだ」
「へ!?」
誰かの声が聞こえたと思ったら私の視界がグラッと傾いた。
突然の声にびっくりして私は椅子ごと後ろに倒れてしまったみたいだ。
「痛っ……わぁー!!口紅が……」
一瞬体に痛みが走ったが口紅が床に散乱しているのを見てその痛みはどこかにいってしまった。
膝をつきながら口紅を拾う。
あー……。
もう何やってるの私!!
「……何をやってるんだ。お前は……」
「た……橘部長……」
後ろから低い声が聞こえ振り返れば私を睨みながら見下ろす橘部長がいた。