君への距離~僕らの未来~
翌日、午前9時。
「翔太、パパ起こしてきて!」
キッチンから、リビングで遊んでいる息子に声をかける。
ダダダダダ
全速力で両親の寝室にかけていく翔太。
「パパ!!!」
いきなり翼の腹に飛び乗る翔太。
「…!?
何すんだよ…翔太ぁ!!」
ガバッと跳ね起きるパパ。
「パパ!今日はママが保育園休んでもいいって♪」
「…ん?ママが?
なんで?」
「今日はパパのお祝いだから!ホームランの!
…ん?これなぁに?」