君への距離~僕らの未来~





「罪な男でちゅねー?」



「杏ちゃん…、翔太にへんなこと聞かないで」





「だってピチピチの小学1年生だよ?」






「僕たちだってまだ24だよ?ピチピチじゃん」




「あははは!そっか、そだね。


でも洋ちゃん、大告白だったなぁ…奥さんと子供の前で…」






「さあ、帰るぞ!」






後部座席には真新しい水槽で三匹の金魚が元気に泳いでいた。










「話そらした!


翔太ぁ、パパが照れてる~」






「杏ちゃん!」






















それは誰も知らぬ小さな胸に灯った情熱、





シュワシュワ…






シュワシュワ











END


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