また、きみの隣で
「高柳ー!」
「…えっ、あ、はい!」
そんな事を改めて考えていたら、顧問があたしを呼んだ。
「次、赤井の代わりに高柳入れ」
「え……っ!」
顧問のまさかの言葉に、目を見開く。
「高柳も試合経験たくさん積んでおいた方がいいだろう。スリーポイント、積極的に狙え。まあ、気ぃラクにやってこい」
「…はいッ! ありがとうございます!」
…まさか、まさか、次試合出れるなんて…!!
思わず頬が緩む。