また、きみの隣で
中2のクラス替えでカンナ達とは離れていた。
引退してカンナ達との接点がなくなると、徐々に元の自分を取り戻していった。
そして、自分が今までに仕出かしたたくさんの悪行について冷静に考えられるようになると、最後に残ったのは後悔と謝罪の言葉。
まずは、すぐに顧問に謝りに行った。
顧問はあたし達に散々心を苦しめられたはずなのに、許してくれた。
でもその表情は寂しそうな、諦めたような、そんな笑った顔だった。