永遠の果て
3
影が見えなくなると、ゆっくりと立ち上がり、歩き出した。
ここまでたどり着くまで、私はどれだけ遠回りを繰り返しただろう。
直樹を過去にしようとして、出来なくて、声を押し殺して泣いた。何度、そんな夜を過ごしたのだろう。
けれど私はここまでたどり着くことができた。
終わりの見えない迷路をさ迷って、同じ道を何度も行き来して、やっと出口が見えてきた。
来客用玄関で靴を脱ぎ、二階の第二体育館を目指す。
ここまでたどり着くまで、私はどれだけ遠回りを繰り返しただろう。
直樹を過去にしようとして、出来なくて、声を押し殺して泣いた。何度、そんな夜を過ごしたのだろう。
けれど私はここまでたどり着くことができた。
終わりの見えない迷路をさ迷って、同じ道を何度も行き来して、やっと出口が見えてきた。
来客用玄関で靴を脱ぎ、二階の第二体育館を目指す。