永遠の果て
4
ソファーに深くもたれ、ブラウン管から流れる映像を、ただ視界に入れていた。はずだった。
「…織、…詩織」
体が揺れる。しかたなく、目を開けた。
困った顔をして
「こんなとこで寝たら風邪ひくよ」
母が言った。
テレビを見ていたはずが、いつの間にか眠っていたみたいだ。
テレビはついていないし、隣に座っていたはずの結衣ちゃんの姿も見つからない。
「あれ、結衣ちゃんは?」
「結衣ちゃんならご飯の時間だから、幸生と一緒に帰ったよ」
「…そっか」
せっかく久しぶりに会ったのに、悪いことをしてしまった。何か話がしたいみたいだったし、また今度埋め合わせをしなくては。
「…織、…詩織」
体が揺れる。しかたなく、目を開けた。
困った顔をして
「こんなとこで寝たら風邪ひくよ」
母が言った。
テレビを見ていたはずが、いつの間にか眠っていたみたいだ。
テレビはついていないし、隣に座っていたはずの結衣ちゃんの姿も見つからない。
「あれ、結衣ちゃんは?」
「結衣ちゃんならご飯の時間だから、幸生と一緒に帰ったよ」
「…そっか」
せっかく久しぶりに会ったのに、悪いことをしてしまった。何か話がしたいみたいだったし、また今度埋め合わせをしなくては。