永遠の果て
6
日曜が来た。
結局、なかなか服が決まらなかった私は、黒のハーフトレンチにデニムのパンツという、いつもと何ら変わり映えのない格好で家を出た。
この間と同じように、電車で三つ先の駅に行き、公園に向かって歩き始めた。
本当はあの公園にはあまり行きたくない。
高校の近くだし、それに何より、この間のことを思い出してしまうから。
十分ほど歩いて、公園にたどり着いた。
もう中で待っているかもしれないが、広い公園のため、その姿はまだ見当たらない。
公園のど真ん中にある、ドーナツ状の椅子に、彼は座っていた。
こちらを見るなり彼は立ち上がり、結衣ちゃんによく似た、キラキラの笑顔をこちらに向けた。
「来てくれなかったらどうしようかと思った」
結局、なかなか服が決まらなかった私は、黒のハーフトレンチにデニムのパンツという、いつもと何ら変わり映えのない格好で家を出た。
この間と同じように、電車で三つ先の駅に行き、公園に向かって歩き始めた。
本当はあの公園にはあまり行きたくない。
高校の近くだし、それに何より、この間のことを思い出してしまうから。
十分ほど歩いて、公園にたどり着いた。
もう中で待っているかもしれないが、広い公園のため、その姿はまだ見当たらない。
公園のど真ん中にある、ドーナツ状の椅子に、彼は座っていた。
こちらを見るなり彼は立ち上がり、結衣ちゃんによく似た、キラキラの笑顔をこちらに向けた。
「来てくれなかったらどうしようかと思った」