4つの通り名をもつ最強少女
未琴は歯を食い縛る。
二人目、脱落。あと、3人。
「雅さん。あなたは俺達。海霸をなんだと思ってたんですか?」
…仲間、だよ。でも、今は違うから。
『ただの道具。仲間だなんて一ミリも思ったことないよ?
君達は、どうせ、仲間だとでも思ってたんでしょうがね』
フッと私は笑みをこぼす。
これは、嬉しい。とかじゃなくて、
ざまぁみろ。をこめた笑み。
「最低ですよ。雅さんは」
よし、3人目。あと二人。
この二人は、強くやんないとだめかな。
『ねぇ、もういいかなぁ?あんたらといると私、時間の問題だと思ってんだけど。
そこのお二人さんはいいの?』
ため息をつきながら幸兎と海斗を見る。
「雅。俺と戦え。」
『は?なにいってんの?』
言ったのは幸兎。
戦え、ねぇ。思ってなかった言葉だね。
「俺と戦えっていってんだ」
『そんなの時間の問題でしょ?て言うか、私に勝てると思ってんの?
私は、あんたより強いんだよ?勝てんの?』
「やってみねぇとわかんねぇだろ」