4つの通り名をもつ最強少女
16
モデル
パシャッ パシャッ
〈光希君かわいいよぉ~(//∇//)〉
『ありがとうございます♪』ニコッ
パシャッ
あ。笑顔撮られた(笑笑)
〈初日からなのにすごいね~〉
『楽しいですからっ♪』ニコッ
〈じゃあ、今日はここで終わりね~〉
『ありがとうございました』ニコッ
グラビアと同じぐらいかな。
私は控え室で着替えて家に帰った。
そういえば、あの黒、役に立つね
遡ることーー5時間前ーー
『あ、鍵忘れた!!!』
「鍵??」
『うん。大切な鍵なの』
「じゃあ、この猫つかえっ!!」
麻貴がジャジャーンっと、背中から、黒い物体を出してきた。
『猫?』
「そう!こいつは、黒助!!
こいつに頼むと、なんでもしてくれるんだ!!」
すごい猫だね。
「雅の家、覚えてるだろ??マンション」
〈にゃぁ~〉
「そこに、鍵があるはずだ。それを持ってきてくれないか?」
〈にゃぁ~〉
猫は、麻貴の手から床に飛んで、倉庫を尻尾を降りながら出ていった。
大丈夫かなぁ、あんな子猫に…。
でも、麻貴が大丈夫って言うなら、大丈夫かな
そして、25分後ーー
〈にゃぁ~〉
チャリンッ
猫が帰ってきた。猫が加えてたのはチェーンのついたブルースカイ色の鍵。
本当に持ってきた…。