4つの通り名をもつ最強少女
「「む…。わかった、絶対だよ?」」
『…うん』
「「じゃあ、また明日ね~!!」」
『またね』
すこしさみしい顔を見せて私はあるところにむかった。
それは、今はまだ世界No.3の血桜。
ガラガラー
『…来たよ、未紀』
「クスッ。来ると思ってたよ?雅。いや、不死鳥総長」
クスッと笑って私を見るやつは近藤 未紀(こんどう)
『これで、不死鳥には、先生にも手、出さないでしょ?』
「あぁ。出さないよ?
でも、裏切ってもらおうか」
『…裏切る?』
その”裏切る”は、不死鳥を裏切ること。
裏切って、みんなの嫌われものになる。
『裏切る…?そんなの、聞いてない』
「今考えたんだもの、そんなのいってないに決まってる」
『そんなの嫌よ!絶対いや!』
「じゃあ、みんなが死んでもいいんだね?本気で、殺すよ?うちの血桜は」
私は言葉を出せなくなった。
…みんなを守れない総長なんて、いらないか…
『……わかった…。きちんと、裏切る』
「クスッ。さすが不死鳥の総長。
じゃあ、今からいこうか」
『今から…?』
今日は、倉庫に不死鳥全員がいる。
そのことをわかってるの?