4つの通り名をもつ最強少女
『僕もすこし疲れててさ~』
「そうなのか?」
『うん』
夜もはやく寝よう。
はぁ、未紀…、あいつも今おんなじ年なんだな。
あいつに、にてきてんだろうな…。
ココアの入っていた紙パックをグシャッと握りつぶした。
フラッ
『あぶね…』
「大丈夫?!」
『うん、大丈夫』
はぁ、保健室でもいくか。
『ごめん。次の先生に、保健室いってるって、いっといてね』
「うん…」
たった瞬間に立ちくらみがして、ギリギリ壁のお陰で倒れなかった。
休みたいし、授業も受けたくないから保健室にいくことにした。
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ガラー
『せんせ…、いないか。まぁ、いない方がゆっくりできていいんだけどね』
保健室に行ったら先生はいなかった。
どうせ、生徒がこないから職員室にでもいったんだろう
奥のベッド使お。
カーテンを開けて、閉めた。
そして、寝ようとしたら、
声がきこえた。聞いたことのある声。
〈ニャァ~〉
『…黒助?』
保健室の窓はあいていて、そこから、麻貴の黒猫。黒助が入ってきた。