4つの通り名をもつ最強少女
血桜
「てめぇら誰だ!!!」
「みない顔です」
「なんのよう?」
「族か?」
「危険って感じがする」
あらら、もう海霸がいる…
はぁ
「俺はあるやつを迎えにきただけだ」
「…あるやつって?」
「み『わー!!!!』…んだよ」
雅って、言おうとしたよね?
「誰だよてめぇ」
わー。こわいねこわい。てか、きずいてないんだね
『未紀、帰って』
「…ほぉ…、お前か、せっかくきたのにもう帰れってか?」
未紀はきずいたみたい。私って、
「智也君?」
『あー、あのね、この人、僕の親戚の男の子で、昔よく遊んでたんだ~!
でも、昔、外国に引っ越しちゃって、、
でも、昨日帰ってきたんだ~
だから、ここに迎えにきたの。
これから遊ぶんだ~!
ごめんね?』
あー。長かった?
「そうだったんだ~」
「それならいいですね」
「なんか、殺気でてたからさ~」
「…」
「はぁ、それならそれで言えよ」
お兄ちゃんは黙ったまま。
わかるんだろう
なにか、悪い予感が。