4つの通り名をもつ最強少女
5
本番
本番まであと10分。
私は、空港の近くにテントを張った控え室で、息を整える。
メイクもしていて、可愛い服をきている
大人っぽい服に。
台本はきちんと、頭の中に入っている。
大丈夫。
キスシーン、いっぱいあるけど…。
できる。
初ドラマ。成功させないと。
〈星羅さん、本番5分前です、来てくださーい〉
『はっはい!!』
あー、緊張してきたっ!!
せっかく整えたのに…!!
いっ行かなきゃ!!
控え室をでて、空港の入り口に向かった
そこには、もう幸兎が待っていた。
『よろしくお願いします』
「こちらこそ、よろしくな」
あ。もう立ち直ったみたい。
よし!大丈夫、大丈夫、できるできる
〈本番でーす!〉
『はっはい!!』
まず、私一人。