4つの通り名をもつ最強少女
海斗の過去
「俺には、双子の妹がいるんだ。
同じ、髪で、同じ目。変装すれば、俺がもう一人いるみたいな妹。
3歳の時まで、仲良く暮らしてたんだ。
でも、3歳の時。急にばあちゃんの家に預けられた。その理由は俺にもわからない。
別れてから2年たった時。
妹は刺されて、その3年後に死んだ。」
3年後に、だったんだね。
死んだことになった日が。
「それをしった、父さんと母さんは、どこかにいったんだ。今だに場所はわからない。
でも、俺は妹が死んだなんて、今も信じてない。」
え…?なんで…??
「死体はきちんと見た。まだ、機械をつけられた姿を。
でも、信じれなかったんだ。
今、妹が生きてたら、必ず、これを持ってるはず」
海斗はポケットからあるものを出した。
『あ…。』
それは、ブルースカイ色の鍵。私が前、見つけた鍵と同じやつ。
きちんとハートのかけらもついている。
「これは、どこかの鍵。それは俺にもまだわからない。
妹が生きてたら、必ずこれを持ってるはず。
それで、さっき言った。変装すれば、俺がもう一人いるみたいな妹。って、
それは、お前、雅じゃないのか?」
今、言った方がいい??
でも、あの先生がいってたとおり。
”死んだ人は、生き返れない”