4つの通り名をもつ最強少女




私は、首にかけてある鍵を取った。



「やっぱり、持ってたんだ…」

『ねぇ、お兄ちゃん。この鍵、お兄ちゃんはどこで見つけたの?』

「別れるとき、母さんにもらった」



じゃあ、わからないのかな??



『お母さんと、お父さんの、正体、知ってる?』

「正体??知らねぇけど」



やっぱりか~。直接渡されたからかな。



『これ、海霸のみんなにも関係あることだから』

「俺らに??」

『うん。

お父さんとお母さんは、海霸の

初代総長と、初代姫。だよ』


「「「「「「はぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」」



6人の叫び声が重なった声って、ものすごくうるさいね。



『私の鍵は、写真の裏にあった。
写真の裏には、そう書いてあった。』


「父さんと、母さんが…?」

『そう。ねぇ、幸兎。初代に会ったことある?』

「いや、ねぇ…。」



そうか…。
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