好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「……テレビつけていい?」
「おう」
短く答えて、課長が私にリモコンを手渡す。手渡したくせに、「ニュースにして」と言ってきたけど。ニュースを流しながら、またご飯を食べる。無言の空気が嫌で、会話のきっかけにしようとテレビをつけたのに、テレビがついたら課長の視線がずっとテレビにいっているから、余計に話しかけづらくなった。
……わざとテレビに視線を向けてるのかもしれないけど。
会話がないとだんだん寂しくなってくる。別に、構ってほしいわけじゃないけど。
会話がないと、私と課長って、ほんとにただのセフレみたいに思えてくる。
セフレを一番の理解者だと思ってるわけじゃない。そういうことじゃなくて、私と課長はただのセフレなんかじゃないと、思ってた、私は。もっと仲良しで、信頼関係もあって。そんな仲だと思ってたし、そんな仲だからこそこういう関係になったっていうのもある。……信頼関係のまったくない人とは、私は身体を重ねられない。
「おう」
短く答えて、課長が私にリモコンを手渡す。手渡したくせに、「ニュースにして」と言ってきたけど。ニュースを流しながら、またご飯を食べる。無言の空気が嫌で、会話のきっかけにしようとテレビをつけたのに、テレビがついたら課長の視線がずっとテレビにいっているから、余計に話しかけづらくなった。
……わざとテレビに視線を向けてるのかもしれないけど。
会話がないとだんだん寂しくなってくる。別に、構ってほしいわけじゃないけど。
会話がないと、私と課長って、ほんとにただのセフレみたいに思えてくる。
セフレを一番の理解者だと思ってるわけじゃない。そういうことじゃなくて、私と課長はただのセフレなんかじゃないと、思ってた、私は。もっと仲良しで、信頼関係もあって。そんな仲だと思ってたし、そんな仲だからこそこういう関係になったっていうのもある。……信頼関係のまったくない人とは、私は身体を重ねられない。