好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
しばらくして、ようやく離れたかと思えば、課長はちょっと顔を赤く染めて、頬をポリ、と掻いた。
キスなんかよりもっと恥ずかしいことを今までさんざんしてきたと言うのに、なんで今さらこんなことで照れてるんだ……と、私は課長に問いたい気持ち以上に、自分自身に必死に問いかける。
課長だけじゃなくて、私も。なぜか、心臓がバクバクいってる。
なんだろう、この気持ち。すごく、顔が熱い。ドキドキが、おさまりそうにない。課長の目が、まっすぐ見られない。
……課長は私のことが好き……っていう告白だと受け止めていいんだろうか、これは。
そして、私も、きっと――。
そう考えていた、その時。
――ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴った。
キスなんかよりもっと恥ずかしいことを今までさんざんしてきたと言うのに、なんで今さらこんなことで照れてるんだ……と、私は課長に問いたい気持ち以上に、自分自身に必死に問いかける。
課長だけじゃなくて、私も。なぜか、心臓がバクバクいってる。
なんだろう、この気持ち。すごく、顔が熱い。ドキドキが、おさまりそうにない。課長の目が、まっすぐ見られない。
……課長は私のことが好き……っていう告白だと受け止めていいんだろうか、これは。
そして、私も、きっと――。
そう考えていた、その時。
――ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴った。